りんご王子こと村川 啓二(むらかわ けいじ)さん
林檎専門店apple only 代表取締林檎役。
全国のりんご農家さんからりんごを仕入れ
飲食店への納品、イベント販売、ネット通販を通して
美味しいりんごを広めている。
また兵庫県ではりんご畑を運営してりんごの栽培も行っている。
実は、芸人をしていた村川さん。
いろんなバイトをしていたが、芸のネタになるようなバイトを探していた。
そんな時に目に飛び込んできたのが「りんごの行商の助手」
移動販売のお手伝いから始まったが、りんごについて無知だったため
農薬や無添加について調べるうちにりんごや販売方法に詳しくなっていった。
知れば知るほど、りんごの販売を自分でやったほうがうまく行くと感じ
起業願望もあったことから独立。
芸人をしていたこともあり、当初はりんご芸人として移動販売を開始。
バイト時代の経験を活かし、自分でりんご農家を調べて直接仕入れ交渉。
その後、兵庫県のイベントで出店したのが始まりだった。
それからは農家さんに信頼できる仲間を紹介いただき、取引先も増えていった。
ある時、イベント販売でインパクトを出すためにりんごのヘルメットを装着。
徐々に写真を撮っていただくようになり、facebookでシェアされるように。
それが目に留まり、りんご王子と呼ばれ始めたのがりんご王子の誕生だった。
王子は
「りんごの仕入れは基本的に農家さんに任せています。
その時の一番旬なりんごを送ってください。とお願いしています。」と語る。
理由は、農家さんに負担をかけたくないから。
旬じゃないりんごをお願いすると鮮度も落ち、保存も大変で
農家さんがしんどいからだという。
農家の方とのお付き合いも大切にして、みんなに美味しいりんごを届けている。
また、販売のコツは
買ってもらおうと思わないこと。
バイト時は
歩いてる方に声をかけたり
1軒1軒ピンポンを押して営業していたが
自分には向いていなかった。
だから、自分がりんごを売っていることに気づいてもらえるまでを頑張る。
りんご王子がりんご、アップルパイを売っているという情報を届けるまで
働きかけることと教えてくれた。
王子は
農家さんがスーパーなどに下ろせない単位のりんごを
あいだに入って、紹介することで希少なりんごを届ける橋渡しとしての役割を担っている。
そして、これからも美味しいりんごをお客様に伝えていく。
オンラインショップでは、王子におまかせで
季節ごとに旬のりんごを届けてくれる定期便も行っている。