古墳王子こと飯田怜大(れお)さん
訪ねた古墳は1500基以上
古墳にコーフン協会名古屋支部所属
考古検定中級
鉱物鑑定検定8級の資格を持つ王子
王子が古墳の世界に足を踏み入れたのは小学4年生の時。
それまでもお城や博物館へ足を運んでいたが
先史古代の遺跡の方が面白そうと母上に伝えたところ
「それなら奈良県の箸墓(はしはか)古墳があるから連れてってあげる!」
と言われ一緒に行ったことがきっかけ。
そこで初めて見た古墳に心を奪われた。
母上は興奮している我が子に「どこが?どのポイントが?」と最初は戸惑ったが
古墳愛は留まることを知らなかった。
王子に古墳の魅力を尋ねると
「最初は古墳の形状にときめきましたが、今では石室や副葬品・埴輪、地形や立地、そしてその地域の伝承や他地域との交流とか知れば知るほど奥深く、興味が無限に広がっていくのを感じます。
現代においての保存に向けての取り組みや課題など考えることもありますが、好きな気持ちと楽しめる喜び、出会った皆様への感謝を忘れないようにしたい」
とのこと。
時には大人ばかりが集まる考古学研究会に顔を出し、その知識の量には専門家も舌を巻くほど。
TwitterやInstagramでは王子が訪問された古墳情報を定期的に発信している。
また、その生活は古墳一色で古墳Tシャツや古墳めしなど衣装や食事にも及ぶ。
尊敬している人物は
仁徳天皇や文化財に関する先生方で
将来の夢は考古学者など、古墳の魅力を伝える仕事に就きたい。
さらにその先の夢は
将来自分も古墳に埋葬されたい、と教えてくれた。
その夢が叶うまでは一人の古墳を愛するものとして
その魅力を伝え、考古学の発展に貢献していく。