スイーツ王子こと「いでくん」
年間1000を超えるスイーツを食べ歩き
スイーツプロデューサー
グルメライター
として東京・関西を中心に自ら巡ったお店だけを情報発信している。
いでくんがスイーツを食べ歩くようになったきっかけはSNSを始めた当時、女の子にモテようとカフェ巡りを始めたことだった。
すると、行く先々で出会うキラキラしたスイーツ、個性的なスイーツ、アートのような美しいスイーツの魅力にいつしか惹き込まれ、仕事で大きなストレスを抱えた時には休日にカフェで出会うスイーツに心を癒され、救われることもあった。
「世の中には魅力的なスイーツがたくさんある、スイーツの魅力を多くの人に伝えたい、”スイーツ=女子が楽しむもの”というイメージがまだまだ強いので世の肩身を狭くしているであろう”スイーツ男子”たちのロールモデルになりたい」と考えた"いでくん"はSNSでの発信を強化するため、カメラを購入。
アカウントをスイーツに特化したものにし、日々自身が口にしたスイーツをSNSに投稿するようになった。
さらに、いでくんがこれほどスイーツを愛するようになったのにはパティシエを目指していた子と偶然出会ったことが大きな転機になった。
高校卒業後にアルバイトをして貯金をし、パティシエになるため専門学校に進学しようとしていたその子。
まだスイーツに興味を持ち始めたばかりのいでくんは「なぜそこまでしてパティシエを目指そうと思ったの?」と問いかけた。
ポカンとした表情で口を開き、
「私はスイーツを食べているときに怒っている人や悲しそうにしている人を見たことがないです。スイーツを食べているときはみんな笑顔じゃないですか?だから私はパティシエになりたいんです」と。
いでくんはこの言葉に鳥肌が立ち、その時のやりとりは一生忘れないと語る。
この出来事をきっかけにスイーツを愛し、スイーツを発信するインフルエンサーになりたいと強く思うようになり現在の活動に至っている。
パティシエを目指す子たちが通う専門学校で行われた"いでくん"の講演での一節。
「世の中に仕事は数多くあります。
その中で目の前にいる人を「100%」笑顔にできる仕事はいくつあるんだろう。
スイーツに携わる仕事はその数少ない中の一つではないか。
フードとちがいスイーツは空腹を満たすことはできない。
でも、スイーツは心を満たし、笑顔を作ることができると気づきました。
結婚式のウェディングケーキや誕生日のバースデーケーキだって、
ちょっとした自分へのご褒美に口にするコンビニで並んでいるスイーツだって。」
現在のいでくんは、
Instagramでのスイーツの発信を中心に
TV番組やWEBメディア、Youtube企画への出演、
企業や飲食店からのオファーでPRやメニュー開発、
自身のコラボレーションメニューのプロデュースなどを手がけている。
さらにはファッションブランドや音楽イベントなど、
食の分野を超えたスイーツのコラボレーションコンテンツのディレクション
高校や専門学校など教育機関での講演
タレントやモデルなど著名人へのケータリングなど
スイーツを軸に様々な活動を行ういでくん。
SNS全盛期といわれる今、スイーツ系インフルエンサーの中でも唯一無二の存在感を感じさせるも
「自分よりすごい人たちはたくさんいますから」
と未だ道半ばと語る"いでくん"のこれからの活動に目が離せない。